戌の日に安産祈願に行くことになったけど、
具体的な流れがわからなくて不安・・・。
そんな悩みを解決します。
安産祈願は初めてのことで不安も多いと思います。
そんな不安を取り除くために、安産祈願について
神主の孫である僕が解説します♪
妊娠五か月目の最初の戌の日に安産祈願に行きますが、今回は、神社・寺院に行くときの流れを説明します。神社・寺院の選び方・戌の日についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
戌の日の安産祈願の具体的な流れ
【基本的な安産祈願の流れ】
【1】御祈祷の申し込み
【2】御祈祷待ち
【3】御祈祷
御祈祷の申し込み
鳥居の前で一礼し、境内に入ります。
その後通常通りお清めします。
社務所(窓口)でご祈祷の申込書に必要事項(名前・住所)を記入し、提出します。
人気のある神社では、申込書の記載前に並ぶ必要があるので、
その前提で神社に行きましょう。
申込書の提出の際に、初穂料(ご祈祷料)も添えて提出します。
✓初穂料(ご祈祷料)の相場は?
初穂料は神社によって異なりますが、5,000円~10,000円程度です。
神社のホームページなどがある場合、事前に調べておくと安心です。
ちなみに安産祈願で有名な中山寺の初穂料は8,000円です。
御祈祷待ち
神社の混雑状況・祈祷方法にもよりますが、ご祈祷までの間、「御祈祷者控所」で待つこともあります。
✓御祈祷待ちが不要なケース
安産祈願で有名な中山寺では、ご祈祷の申し込みが完了した時点で、ご祈祷済みの腹帯とお守りが授与されます。スムーズに御祈祷が可能にできるような心遣いですね。
後日、申込書に記載した住所に、10日間の身代わり祈祷をしたお札が郵送されます。
御祈祷
順番が来たら本堂で御祈祷を開始します。ご祈祷時間は15~20分です。
二礼二拍手一礼で御祈祷を完了すると、お守り・お札を受け取り、御祈祷が終了です。
安産祈願に行く前にチェックすること
<安産祈願の事前チェックリスト>
✓駐車場・最寄り駅は?
✓神社・寺院のお手洗いは?
✓どんな服装で行く?
✓初穂料(ご祈祷料)はいくら?
✓腹帯はどうする?
✓安産祈願の予約は?
駐車場・最寄り駅は?
安産祈願に行く神社・寺院を決めたら、駐車場、最寄り駅の状況を調べましょう。
もし駐車場や最寄駅から本堂が遠い場合、妊婦さんの身体の負担になってしまう為です。
人気の神社・寺院に行く場合は、なるべく公共交通機関を利用し、
最寄り駅が遠い場合はタクシーを使う方が賢明です。
神社・寺院のお手洗いは?
意外と見落としがちですが、急な体調の変化に備え、神社・寺院のお手洗いの状況は事前に調べておきましょう。
安産祈願はどんな服装で行く?
正装ではなく、普段着で大丈夫です。妊婦さんは締め付けの少ない服装で行きましょう。
普段の神社・寺院と同じでカジュアルすぎる服装や、サンダル等はNGです。
初穂料(ご祈祷料)はいくら?
初穂料(ご祈祷料)の相場は5000~10,000円です。
事前に確認し、金封に包んでおきましょう。
新札を準備する必要はありませんが、なるべくきれいなお札を準備しておきましょう。
腹帯はどうする?
腹帯は事前に購入して持っていく場合と、神社・寺院で受け取る場合があります。
いずれにせよ御祈祷をしてもらうので必要になります。
神社・寺院に腹帯の受け取り有無の確認をしておきましょう。
ただし、神社・寺院で受け取る腹帯の場合、岩田帯(さらし帯)となるため、実用性に欠ける部分があります。なので事前に現代的な腹帯(腹巻型のもの)を準備しておくとよいです。
安産祈願の予約は?
安産祈願の予約は不要です。事前に予約を受け付けている神社・寺院はほぼありません。
安産祈願後にチェックすること
<安産祈願の事後チェックリスト>
✓お守りの処分方法は?
✓腹帯の処分方法は?
お守りの処分方法は?
お守りは基本的に御祈祷を実施していただいた神社・寺院に持っていき、焚き上げてもらいます。
もし同じ場所に行けない場合はほかの神社・寺院でも構いませんが、必ず持っていくようにしましょう。
腹帯の処分方法は?
腹帯もお守り同様、基本的に御祈祷を実施していただいた神社・寺院に持っていき、焚き上げてもらいます。もし同じ場所に行けない場合はほかの神社・寺院でも構いません。
腹帯の場合は、神社・寺院に持参せず、自宅で処分することも可能です。
<腹帯の自宅での処分方法>
1.塩かお酒で清めて処分
2.出産の記念に保存しておく
3.赤ちゃんの産着、ガーゼに使用する
✘NGな処分の例:赤ちゃんのおむつ・雑巾などの粗末な用途に転用する
まとめ
安産祈願に行く前は不安なことも多いですが、そんなに複雑なマナーなどはありません。
迷ったら、行く予定の神社・寺院に聞くのが良いです。
赤ちゃん、お母さんの身体を第一に安産祈願に行くようにしましょう。
今回は以上です。