妊活を始めているけど、何をすればいいのかよくわからない・・・。
そんな疑問にお答えします。
このページにたどり着いたあなたはきっと、
妊活をしなければならないという意思のある方なので、
妊活成功に向けてもう既に一歩踏み出している状態だと思います。
なかなか子どもを授からない夫婦の中には、
男性が全く問題意識を持っていないということが多々あります。
確かに、妊娠自体は妻がするし、自分の生活も激変する意識は持ちづらいものです。
しかし、不妊の半分は”原因が男性にある”とも言わています。
原因が男性の可能性が高いにも関わらず、
男性も妊活ができるというのは、あまり知られていない状態です。
そんな中で当事者意識を持ち、調べようと思ったあなたはすごい!
不妊の5割は男性が原因
まず、知っておくべき事実は”不妊の5割は男性が原因”だということです。
これは、WHO(世界保健機構)が公表している事実です。
<不妊の原因>
割合 | |
男性のみ | 24% |
女性のみ | 41% |
男性かつ女性 | 24% |
その他(原因不明) | 11% |
※WHOによる不妊の定義…避妊しない性行為によって少なくとも12ヶ月経過しても妊娠にいたらない場合
さらに原因を分解すると以下のようになります
<男性の不妊の原因>
・ 造精機能障害(精子形成障害):精子がたくさん作れない
・ 精路通過障害:精子が通れない、でてこない
・ 性機能障害:性行為ができない
精子を作る⇒性行為をする⇒精子を出す
この3つのプロセスのうち、どこに問題があるか知る必要があります。
これに加えて、精子の質があります。
精子の質は以下の方程式で定義されます。
・精子の質=形×運動率×精液の量
以上の4つがすべて揃ったときに妊娠の可能性が高まるので、
それを意識して、妊活に取り組むとよいです。
妊活で後悔した男性の割合は約60%
男性不妊の原因はわかりましたが、
次に妊活そのものの満足度について説明します。
妊活を実施した男性のうち60%近くが後悔しているという数値があります。
これはアンケートサイト”マクロミル”で妊活した男性を対象に行ったアンケートの結果です。
実際に妊活をした男性の中でも、半数以上が後悔している状態です。
<妊活に後悔した理由>
・もっと早くに主体的になるべきだった
・もっと早くにパートナーと妊活すべきだった
・自分ができることをもっとすべきだった
妊活で後悔しないためにも、早くから取り組みましょう🍀
男性ができる妊活|不妊の予防方法
最後に知っておくべきことは、
男性にもできる妊活の内容です。
不妊の原因をしっかり理解したうえで取り組んでいきましょう。
妊活に本気で取り組むのであれば、個人で取り組む前に、
パートナーと相談して、早めに精子の検査を行うのも、成功への近道です。
ですが、精子の検査にも、予約や準備が必要になるので、
今すぐ始められる妊活の方法をお伝えします。
<男性ができる妊活>
1.ウォーキングなどの軽めの運動
2.1日3食、バランスのとれた食事
3.規則正しい睡眠
4.長風呂・長時間のサウナを避ける
5.自転車、バイクに長時間乗らない
6.禁酒
7.禁煙
ウォーキングなどの軽めの運動
まずは、運動です。
体脂肪量が多くなると、体が冷えやすくなり、精子の運動が不活発になってしまうので、運動は必須です。
また、性交時も十分な長さが取れなくなってしまう可能性があります。
ウォーキングなどと並行して筋トレも実施することで、
男性ホルモンの増加につながるため、おすすめです。
1日三食のバランスのとれた食事
体を作るのは、基本は食事からです。
主食・主菜・副菜のバランスを意識し、食事を摂りましょう。
体脂肪がつく原因になるので、油の多い食事は控えましょう。
また、精子を作る食事として、亜鉛が含まれる牡蠣や、
抗酸化作用のある、ピーナッツ、ビタミンC、ビタミンEなどを意識して摂りましょう。
どうしても三食の中で摂るのが難しそうであれば、サプリを飲むのもおすすめです。
規則正しい睡眠
食事の次は睡眠です。これも、健康な体のためには必須の要素です。
1日7時間程度、睡眠をとることを意識し、決まった時間に就寝、起床するようにしましょう。
仕事の都合で同じタイミングで睡眠がとれない方は、少なくとも7時間の睡眠は意識しましょう。
僕は妊活時、23時就寝、6時起床を徹底していました🍀
長風呂・長時間のサウナを避ける
長時間の温泉やサウナが好きな方も多いかとは思いますが、妊活中は避けたほうが良いです。
精子は”熱”に弱い為、体を温めすぎると、精子が不活発になってしまうからです。
そうならないためにも、暫くは我慢をしましょう。
岩盤浴も避けたほうが良いですね。
自転車、バイクに長時間乗らない
妊活中は、自転車・バイクに長時間乗ることも避けましょう。
これも、長風呂・サウナと同じ理由で、
精子を温めすぎないためです。
自転車・バイクしか移動手段がない場合は、
妊活中だけでも、徒歩や電車、バスでの移動を心がけましょう。
僕もクロスバイクが好きで乗っていますが、
妊活中は避けました🍀
禁酒
妊活中は男性も、多量の飲酒は避けるべきです。
飲酒することによって性的興奮が高まるという方もいますが、
飲みすぎると勃起不全・インポテンツの原因になりますので、避けましょう。
また、女性は妊活中、禁酒する必要があるので、
パートナーのリズムに合わせるためにも、
一緒に飲酒をやめてみましょう。
禁煙
喫煙者の男性には厳しい内容ですが、禁煙も必須です。
喫煙することにより、精子の質が低下することが分かっているからです。
また、禁酒と同じく、パートナーも禁煙する必要があるので、
一緒に禁煙するのが得策です。
また、妊活に成功した後も、妊婦となったパートナーにとって、
副流煙はもちろん、たばこのにおいも体調不良の原因になってしまいますので、
妊活中から喫煙をやめてしまうのが良いでしょう。
まとめ
男性の妊活は認知度が低い為、
不妊の原因が自分であると気づかない男性も多いです。
現在、40歳未満の男性の精子量は年々減少しているといわれています。
そんな状況ですから、これからは男性も妊活に積極的になることは必須でしょう。