Bean to barチョコレートって何?
どこで食べれるの?
そんな疑問にお答えします。
毎年、バレンタインやクリスマスの時期になると、Bean to bar(ビーントゥバー)チョコレートが話題になります。
何となくこだわりが強いチョコレートであることは分かるけど、いまいちどんなものかわからない人も多いんじゃないでしょうか。
今回は、Bean to barチョコレートと、おすすめのお店について紹介します。
Bean to barチョコレートとは?
Bean to barチョコレートとは、bean(豆)からbar(板チョコ)まで、一貫した管理の下で作るチョコレートのことです。
チョコレートまたはチョコレートを使ったスイーツを製造・販売する業者が、豆の段階から管理するという、こだわりを持ったチョコレートとも言えます。
Bean to barと普通のチョコレートの違いは?
Bean to barチョコレートも普通のチョコレートも、当然、カカオ豆から作られます。
ですが、カカオ豆の生産方法と管理方法がそれぞれ異なります。また、チョコレートそのもののカカオの含有量も異なります。
生産・管理ラインの違い
Bean to barチョコレートは、カカオの生産業者の選定から、生産状況の管理、生産品質の管理まで自社で行われます。
つまり、Bean to barチョコレートの製造販売者は誰がいつどのように作ったカカオ豆がどう運ばれ、加工されているかを管理しているということです。
なので、品質をキープできますし、倫理観に背く生産手段を取ることがないのです。
対して、普通のスーパーで売っている100円程度のチョコレートは、そこまで管理されて生産していません。
どんな奴隷労働や児童労働でカカオ豆を作っていたとしても、それを知る手段はありません。
通常のチョコレート | Bean to barチョコレート | |
生産者 | 委託 | 自社で管理 |
運送方法 | 委託 | 自社で管理 |
加工方法 | 委託 | 自社で管理 |
チョコレート製造 | 自社で管理 | 自社で管理 |
カカオ含有量の違い
スーパーで売っているチョコレートの一つ「明治ミルクチョコレート」例に挙げると、成分は以下の通りです。
砂糖
明治のホームページより
カカオマス
全粉乳
ココアバター
レシチン(大豆由来)
香料
材料は多い順に記載されるので、砂糖が一番多く入っているということになります。大体カカオ成分は全体の30%程度です。
これに対して、Bean to barチョコレートの成分は、通常カカオと砂糖のみで、70%以上カカオの製品が多いです。
通常のチョコレート | Bean to barチョコレート |
砂糖 カカオマス 全粉乳 ココアバター レシチン(大豆由来) 香料 | カカオマス 砂糖 |
Bean to barチョコレートはなぜ高い?
Bean to barチョコレートは通常のチョコレートの6~10倍ほどの値段がします。この点について解説していきます。
Bean to barチョコレートは、生産から製造まで管理していますが、カカオ豆の生産自体に強いこだわりがあるので、値段が高くなります。
通常の奴隷労働、児童労働を使用したチョコレートは、大規模な農場で生産、大規模な工場での加工がされます。
これに対してBean to barチョコレートのカカオ豆は小規模の生産者の下で行われるため、大量生産ができません。そのため加工も小規模になり、結果として値段が高くなります。
また添加物を使用しない点も、値段が高くなる原因です。
Bean to barチョコレートはどんな味?
Bean to barチョコレートは、カカオが70%以上入っているものが多いので、カカオの味が強いです。
スーパーでもチョコレート効果などのハイカカオチョコレートは販売されています。
ですがそれらは、カカオ豆の生産方法や種類にこだわらず作っているため、ただカカオ豆を多く使っているだけです。なので本来のカカオ豆の味は分かりにくいです。
単にカカオ豆使用量が多いだけでなく、カカオ豆の産地・種類によって異なる味を楽しめる、それがBean to barチョコレートの最大の特徴です。
Bean to barチョコレートはどこで食べられる?
Bean to barチョコレートが食べられるお店として有名な店舗を紹介します。
green bean to bar CHOCOLATE
green bean to bar CHOCOLATEは、東京(中目黒・日本橋)、福岡(博多)にお店を構えているBean to barチョコレートが食べられるお店です。昨年、京都にも新店舗をオープンしました。
コスタリカ、チュアオ(ベネズエラ)、パロブランコ(ペルー)、ベトナム、タンザニア等のBean to barチョコレートを販売しています。
少し値段は高めですが、カカオ以外の原材料にも拘った逸品です。
ダンデライオンチョコレート
ダンデライオンチョコレートは、東京(蔵前・表参道)、京都(一寧坂)、鎌倉、三重(伊勢外宮)、台湾、サンフランシスコ、ラスベガスに展開しているBean to barチョコレートのお店です。
チョコレートのみならず、チョコレートを使ったクッキーやガトーショコラ、Tシャツやマグカップなどのグッズも販売しています。
ホンジュラス、コスタリカ、グアテマラ、ドミニカ共和国、ベトナム等のBean to barチョコレートを販売しています。
値段は、green bean to bar CHOCOLATEより少し安いです。
Bean to barチョコレートとは?|まとめ
Bean to barチョコレートは、味はもちろん、生産工程にもこだわった、おいしいチョコレートです。
普通のチョコレートもおいしいですが、気分転換やプレゼントに、Bean to barチョコレートはいかがでしょうか?
今回は、以上です。
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