安産祈願って何すればいいの??丑の日って何??
そんな疑問にお答えします。
安産祈願は、子どもを授かる前にすることもありますが、
一般的には子どもを授かり、
無事に生まれてきてくれることを祈ることを指します。
一生に何度もあるようなことではないので、
詳しく知らない方も多いんじゃないかな、と思います。
安産祈願のお守りはよく神社で見かけると思います🍀
ですが、いざ自分が安産祈願する立場になると、
どうしたらいいか戸惑いますよね?
神社の孫である僕が解説します♪
安産祈願とは
安産祈願は一般的に、戌の日に神社に出向き、
安産をお祈りすることを指します。
安産祈願により、母子共に健康なまま、
子が生まれてくるよう、神様にお願いします。
安産祈願の際にはいくつか決めなければならないことがあります。
<安産祈願の前に決めること>
・いつ安産祈願に行くか
・誰と安産祈願に行くか
・どの神社に安産祈願に行くか
以上の3点を決めて、安産祈願に行く必要があります。
安産祈願にはいつ行くべき?
安産祈願は基本的に”戌(いぬ)の日”に行います。
”戌の日”の戌とは干支(12支)の戌のことです。
カレンダーの隅のほうに書いてあるのを見たことはないですか?
祝日などと同じように、暦として制定されている日です。
あまり日常で意識することはないですが、
それぞれの日に12支が充てられています。
例えば、”土用の丑の日”。これも12支の牛ですね。
神道的な話ですと、2月の最初の午の日を”初午”といったりします。
(旧暦の最初の午の日です)
では何故、戌の日かというと、
戌は比較的お産が軽く一度にたくさんの仔犬を出産する為、
縁起が良いからです。
この戌のパワーを借りる、そんなイメージですね。
具体的には、妊娠五か月目の最初の戌の日に、安産祈願を行います。
2024年の戌の日カレンダー
2024年の戌の日をまとめました。
<2024年の戌の日カレンダー>
基本的に、安産祈願の祈祷を受け付けている神社であればどこでも大丈夫ですが、
いくらご利益のある神社だからと言って、
妊婦さんに無理は禁物です。
つわりが落ち着いてくる時期ではありますが、個人差があります。
土地の氏神様にお祈りするだけでも良いので、無理のないようにしましょう。
安産祈願には誰と行く?
<安産祈願の3パターン>
・妊婦さん一人で
・夫婦で
・両親も含めた家族で
・パートナーや両親のみで(代理祈願)
安産祈願には、夫婦や家族でいくイメージが強いですが、近年では一人で行くパターンも増えています。
共働き世帯が増えて、時間を合わせるのが難しくなっていることが背景にあるようです。
両親と行こうと考えている場合は、早めに連絡を取っておきましょう。
どの神社に安産祈願に行く?
<安産祈願に行く神社のパターン>
・安産祈願で有名な神社・寺院
・自分の好きな神社・寺院
・近所の神社
安産祈願で有名な神社・寺院
安産祈願に行こうと考えたとき、まず思いつくのが、
安産祈願で有名な神社・寺院です。
有名な場所に行くメリットは何といってもそのご利益です。
しかし、有名な神社・寺院だと戌の日・大安・日曜の
暦が重なると非常に混雑する恐れがあります。
妊婦さんとしては混雑は避けたいものなので、十分に検討しましょう。
<有名な神社・寺院のメリット・デメリット>
・メリット:ご利益が期待できる
・デメリット:混雑の恐れがある
自分の好きな神社・寺院
二つ目は好きな神社・寺院に行くパターンです。
普段からよく行く神社や、毎年紅葉を見に行っている寺院等ですね。
好きな神社・寺院が安産祈願で有名な神社・寺院ではない場合は、大変な混雑に巻き込まれる心配は少ないです。
ただし、事前に安産祈願の実施情報をしっかり確認しておきましょう。
<自分の好きな神社・寺院のメリット・デメリット>
・メリット:混雑していない
・デメリット:安産祈願を実施していない可能性がある
近所の神社
3つ目は近所の神社です。
自宅の近所の神社は氏神様と言って、その地域の古くからの守り神です。
なので、いつでも見守ってくれているという利点があります。
また、近所なので事前に神社に確認するのも楽ですし、
妊婦さんの身体に負担をかけることも少ないのでお勧めです。
ただし、ここでも安産祈願を実施していない可能性があるので注意は必要です。
<近所の神社・寺院のメリット・デメリット>
・メリット:身体への負担が少ない
・デメリット:安産祈願を実施していない可能性がある
まとめ
今回は安産祈願の概要と、戌の日について解説しました。
安産祈願には、3つのことを決めてから行くようにしましょう。
<安産祈願の前に決めること>
・いつ安産祈願に行くか
・誰と安産祈願に行くか
・どの神社に安産祈願に行くか
今回は、以上です。