貸金業務取扱主任者試験の難易度
貸金業務取扱主任者試験の難易度は、同様の業務に係る試験である宅地建物取引士に比べると
一般的に低いといわれています。
ただ、難易度が低いといっても立派な国家資格ですので、
時間のある方はできるだけ準備の時間をとって試験に臨むほうが得策です。
合格率は以下の通りです。
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2019年 | 10,003人 | 3,001人 | 30% |
2018年 | 9,958人 | 3,132人 | 31.5% |
2017年 | 10,214人 | 3,317人 | 32.5% |
2016年 | 10,139人 | 3,095人 | 30.5% |
2015年 | 10,186人 | 3,178人 | 31.2% |
狭き門ですが、
どうしても時間(期間)が足りない人向けに勉強法を紹介します。
おすすめの参考書
勉強するうえでまず必要なのが参考書です。
マイナーな試験なので、参考書はそれほど多くないです。
一番メジャーな参考書の「貸金業務取扱主任者 合格教本(田村誠著)」で大丈夫です。
分野別に体系立って書かれているためわかりやすく、おすすめです。
最新版を購入することをお勧めします。
理由は、貸金業務取扱主任者試験は年々難化しており、
過去のテキスト・問題集では対処できない可能性があるからです。
また、法改正に対する対応も必要になるので、
最新の法律に基づいた、最新版のテキストをお勧めします。
おすすめの問題集
問題集も参考書と同じ著者である、
田村誠の「らくらく突破 貸金業務取扱主任者〇×問題+過去問題集」がおすすめです。
貸金業務取扱主任者の試験は4択問題ですが、
単純な、「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」という問題のほかに、
「正しいものの組み合わせを選べ」「正しいものの個数を選べ」という出題がされます。
こういった出題をされた時には、
選択肢すべての正誤を判定する必要があります。
この問題集をこなすことで、
中途半端な理解にならず、正しく判定することができるようになります。
最新の本試験問題が解けるのも、この問題集のメリットです。
3か月で合格する勉強法
貸金業務取扱主任者の試験を受ける方は、学生よりも社会人の方が多く、
時間が取れないことに頭を抱えてしまいます。
ただ、3か月で合格する為に「時間がない」という理由は捨てましょう。
3か月だけ、「時間を作りましょう」。
朝晩の通勤時間、お昼休み、就寝前に時間を作り、
毎日少しでも勉強することが大前提です。
三か月のスケジュールは以下の通りです。
- 1か月目:問題集を解く。(理解できないところはテキストを見る)
- 2か月目:問題集を3周解く(スピードと正確さを意識)
- 3か月目:過去問10年分を解く。(理解の甘いところは詰め込む)
以上です。
一日に1.5時間取るとして、45時間×3か月の勉強スケジュールです。
攻略ポイント
ポイントは隙間時間を徹底的に利用することです。
マイナーな試験といえども、ネットで過去問は見れますし、
アプリもあります。
それらを最大限にいかして取り組めば3か月で合格は可能です。
もう一つ、過去問に出てないところは捨てる、というのもポイントです。