PR

ツァイガルニク効果:ビジネスにも勉強にも生かせる心理学

心理学
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

スポンサーリンク

ツァイガルニク効果とは?

今回はビジネスでも頻繁に用いられる心理現象の
ツァイガルニク効果」について紹介します。
広告や営業など様々な場面で効果的に活用されている心理現象です。

凄く端的に言うと、
少し見ると最後まで見たくなる
という心理現象です。

もう少し深くする説明すると、
人は達成できた事柄より達成できなかった事柄や
中断したことの方を強く覚える
」ということです。
ツァイガルニック効果、ゼイガルニク効果、
ゼイガルニック効果と呼ぶこともあります。

例を挙げてみます

・続きはCMのあと!と言った後でCMを挟む手法
・TV番組などの次回予告
・本の背表紙に書いているあらすじ
・YouTubeなどで途中まで聴ける音楽
・続きは有料会員のみ閲覧可能なニュース記事
・スカパー等の第一話のみ無料放送
・ゲームのお試し版
・途中まで立ち読み可能な漫画
・続きはWebで、と検索を促すCM
・初回無料のストリーミングサービス
・基本無料のスマホゲーム

まさに例を挙げるとキリがないほど出てきます。
誰もが一度は目にしたことのあるようなもの
ばかりだと思います。

これを基本に、他の心理現象も合わせることで
広告やセールストーク等は出来上がっていきます。

勉強に生かす方法

ビジネスに用いる例は分かりやすいと思いますが、
例えばこれを勉強に活かすにはどうすれば良いでしょうか。

その方法は、勉強を途中で投げ出すことです。

とんでもないことのようにも思いますが、
これが良い効果を生みます。

普通は、「今日はここからここまで」といって
勉強をキリの良いところまで終わらせますが、
そうではなくて、少し残す、または少し多めにやることで、
中途半端に残した状態を作ります。

これによって2つの良い効果があると考えられます。
一つ目は、続きが気になって勉強をしたくなる、効果
二つ目は、どこまで勉強したかを意識する機会が増える、効果
です。

二つ目について例を挙げると、
数学の問題を解いている途中でやめると、
続きを自分の頭の中で考えやすくなる、ということがあります。
そうすると、同じところを何度も考えることになるので
記憶に残りやすくなるという副次的効果が現れます。

何かを始める、というのはなかなか腰が上がらない
ものですが、後の事はツアイガルニク効果に
頼って、思いきって始めるのも良いかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました